別れた方がいいと思っているのに別れられない

別れた方がいいと思っているのに別れられない

別れた方がいいと思っているのに別れられない

--- 相談者 ---
30代前半 女性

--- 悩みの内容 ---
彼氏と同棲をしています。
私的には、もうあまり好きという感情がありません。
彼はもうすぐ30歳になるのですが定職にも就かず、経済的に安定していません。お金を貸すこともあります。
精神的にも弱いところがあり、私にすがってきます。
自分のためにも、別れた方がいいと思うのですが、分かれた後の彼を想像すると、なかなか別れに踏み切れません。
平穏な時には、一緒にいても不快には感じないのですが、時々彼の不甲斐なさに、つい強く文句を言ってしまうことがあります。

--- 原因 ---
彼氏が相談者に依存し、それを許容するという環境が出来上がっています。
また、相談者の彼に対する感情の曖昧さが、現状を変えられない原因となっています。
人は優しくされると、つい甘えてしまうものです。
彼を思う優しさが、彼を弱くしているのかもしれません。
相談者の感情が愛情なのか、慈悲なのか、哀れみなのか、そしてその感情が相手にとってどのように働いているかが見えていないのが、判断を鈍らせています。

--- 対処方法 ---
まずは、相談者が自分の感情と向き合う必要があります。
好きという感情があまりないということは、彼氏に対しての情のようなものがあると思われます。
彼が不甲斐ない場面では憤りを感じていることからすると、相手との境界線が曖昧になっているのではないでしょうか。
また、見放す事が出来ないというのも、相手の気持ちが自分の事のように感じてしまうほど、感情が移入しています。
相手に対して過保護になってしまうのは、共依存者の傾向ですので、自分の感情をはっきりさせ、相手にとって一番良い対処を行う事が必要となります。
その時、つらい部分も出てはきますが、そのままにしておけば更につらい思いをするかもしれません。
相手も、いつまでも頑張る事が出来ないかもしれません。
少し、距離を置くなどの対処をし、相手が自立出来るような関係性を気付くのが最善だと思います。

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